iKONのBLING BLING~GOODBYE ROADまでの話
わたしにとって忘れることのできないカムバがある。
iKONの「BLING BLING」だ。
カムバ前に歴代級と関心を煽ったBLING BLINGは無冠で活動を終えた。
オヌルモヘから一年ぶり、待ちに待ったカムバだった。京セラで初めて披露されたその曲を見て聞いたとき、あまりの推しのかっこよさに腰を抜かしたのはヲタク人生で初めてのことで、心の中で「あぁこれは一位取る」ととても誇らしく、そして余裕があったのは未だに覚えている感情だ。
何よりもずっと日本でばかりハードなスケジュールをこなしながらカムバに備えてきた彼らに、久々の本国活動では何としてでも1位を取らせてあげたかった。彼らに自分たちの人気を再確認してほしかった。
だから、まさかその真逆になるなんて初めてこの曲を聞いたときは思いもしなかった。
カムバしたその日、チャートの上位にこの曲はいなかった。音楽番組では1位候補にも入らなかった。KPOPを好きになってからここまで必死にどうか一位をと願いながら毎日毎日たくさんMVを再生し、投票したことはない。
気付けば無冠で活動を終えていた。
BLING BLINGのカムバを「再デビュー」と例えた彼らだったが、その言葉にひどく申し訳なさを感じた。ようやく巡ってきたカムバという機会が、自分たちの人気はおろかわたしたち日本のファンの意志ではないとしても、日本でばかり活動している彼らには「日本にたくさん来てくれて嬉しい!ありがとう!」という気持ちだけではいられなかった。
「日本活動ばかりでごめんね」と思いながら応援することが辛かった。
だからこそ、本国で堂々と圧倒的な人気でカムバックしてほしかったのだ。
本当に心の奥底の本音を言うと、たとえ人気や知名度が落ちてきていても、たとえ曲が世間受けしなくてもYGというブランドでどうにかなるんじゃないかとどこかでは思っていた。カムバ活動を続けていく中で、いっそそうであってくれ!もう何でもいいから、金でもいいから1位を取らせてあげてくれ!と思ってしまったことをファンとして恥ずかしく、それから申し訳なく思うが、そうまでしてでも取らせてあげたかった1位だったのは確かだった。
なぜ1位が取れないのか、何のための日本活動だったのか、本国で1位を取ることよりも大切な日本活動だったのか、考えては落ち込んで、ヤンサは本国で1位を取れないグループにしたかったのか?日本最速ドームツアーの肩書きがそんなに大切か?と事務所への不信感が募る共に、「わたしたち(日本活動)のこの応援に意味はあったのか」「わたしたちの応援が彼らの目指す頂点の足を引っ張っているのではないか」とそんなことをただひたすら考えるくらいには1位を取らせてあげられなかったショックは大きかった。
キムハンビンが「僕たちがやりたい音楽」と称したその音楽が「世間から好まれる音楽ではなかった」ことを知ったのは、LOVE SCENARIOの爆発的な人気だった。あれだけ前回のカムバで望んだ1位をあっという間にそれも何回も。
BLING BLINGのファンからの評価は悪くなかったように思ったし、ヤンサが言ったようにわたしとしては歴代級にかっこいい音楽だったと思う。なぜ1位を取れなかったのか。それは簡単な答えだった。iKONの知名度や人気の低下もさることながら、音楽が大衆受けしなかったからだ。
思えばデビュー曲もMY TYPEという爽やかで世間受けが良さそうな、言い換えれば今まで見てきたBチームの雰囲気とは異なった音楽だった。だからたまに油断するとデビュー曲をリズムタだと勘違いしてしまうことがある。
iKONらしい音楽、という表現はあまり好きではない。その言葉でiKONをキムハンビンを押さえつけてしまうのが嫌だからだ。
iKONらしいとは一体何なのか?キムハンビンの作る曲全てがiKONらしく、キムハンビンらしい。しかし時に、その言葉は便利である。iKONらしい音楽という表現は好きではないが、それがどういう音楽であるかを説明する必要はきっとない。ファンみんなが共通認識だと思っている。
つまり何が言いたいのかというと、MY TYPEよりもリズムタの方がiKONらしい音楽で、デビュー曲と言われてパッと思い浮かんでしまうのは自然とリズムタだという話だ。
BLING BLINGとLOVE SCENARIO
どちらが"iKONらしい音楽"であるか。
自分の好き嫌い関係なくただ純粋にこの質問をファンに投げかけたとする。恐らく100%が前者と答えるだろう。
わたしはなんの迷いもなく前者を選ぶ。
しかしどちらが"iKONらしい音楽"かは即答出来ても、どちらの方が好きかと聞かれたらそれは多分これからも答えの出ない質問だと思う。
冒頭でも述べたが、BLING BLINGを初めて見たときに「かっこよすぎて崩れ落ちた」のはヲタク人生で初めてである。それくらい衝撃的で、視覚から得る情報の破壊力はすさまじかった。
LOVE SCENARIOはとりあえず新曲覚えなきゃなぁとアルバムをリピートしているうちに「まって……めっちゃ好きなんだけどこの歌」とあとからじわじわくるタイプだった。ただでさえ好きな曲なのにキムハンビンが「みんないっしょに!」とマイクを向けてファンで大合唱出来る曲になってからより一層好きになった。
推しキムハンビンの作る音楽は無条件に好きだ。
どんな音楽であろうと、大好きな人の手から生み出された曲なのだから。寝る間も、遊ぶ時間も、家族や友達と過ごす時間さえ惜しんで作られたその曲を、わたしは無条件に愛す。
それでも、無意識に望んでしまうのは"iKONらしい音楽"であるのがもどかしい。
それは一重に、キムハンビンが"やりたい音楽"と例えるのが"iKONらしい音楽"だからである。そしきっとわたしたちファン(少なくともわたしと身内)が望む音楽であり、"大衆受けの難しい音楽"だ。
キムハンビンはよく「順位はあまりに気にしない」と言葉にするし、ソロ曲にも「チャートに命を懸けるくらいなら音楽はやらない」という歌詞がある。わたしからすれば、それでいい。
推しのやりたい音楽を好きなだけ、何も気にせず気負わず責任も感じず、ただただ自由に音楽を楽しんでほしい。
だが、この世界においてそれは難しい話だ。
人気が出るために、売れるために、努力をしなければならない。そうしないと好きな音楽さえできないのだから。
2018年、LOVE SCENARIOを皮切りに、RUBBER BAND・KILLING ME・GOODBYE ROADと異例の年4回のカムバ。
しかしそのどこにも、"iKONらしい音楽"はなかった。あるとすれば、キムハンビンのソロ。あれはやばい。語彙力を失う。BLING BLINGのカムバがつい最近に思えて今年のカムバとばかり思っていたが、よくよく考えてみれば去年の5月だった。
NEW KIDSはBLING BLINGから始まったのに、以降のアルバムシリーズにその面影はない。
今年のカムバはバラードが多いせいかいい曲と呼べる曲が多い。
いや、推しの作る曲はいつもいい曲だが、ゴリゴリ系の曲を"いい曲"と呼ぶにはなかなか難しいものがあり……"かっこいい曲"であれば問題はないが。
とにかく、お気に入りの曲がまた増えた。
ファンはそろそろ"iKONらしい音楽"を、と思っているかもしれない。Bチームから応援している友達やまたその友達、繋がっていない方々でも、今のiKONにあまり魅力を感じないという言葉を見かけるが、わたしにとってその気持ちを理解することは難しくはない。
昔から応援してる人であれば尚更"iKONらしい音楽"を求めているのではと思っているし、むしろそうであってほしいと願っているし、どうかこれからも求め続けていてほしいとも思う。
何度でも言うが、それがキムハンビンの"やりたい音楽"だからだ。
大衆受けを求められている今だからこそ、ファンには求めいてほしい。
LOVE SCENARIOが爆発的な人気になってからその人気や知名度を落とさないよう、そしてさらに上げるために今年のカムバの選曲は慎重だったと思う。
大衆受けがハッキリとしたことで、より"iKONらしい音楽"でのカムバがしにくくなった気がするのはLOVE SCENARIOで波に乗っているのに、その勢いを止める可能性があったかもしれないということ。BLING BLINGのように。
空白の一年間で落ちた人気と知名度を取り戻すには十分な一年だったと思うし、何よりもLOVE SCENARIOを作った推しが本当に天才。
知名度や人気があがればiKONというブランドが出来上がって、大衆受けしにくい"iKONらしい音楽"をより多くの人が注目し聞いてもらえるのではないだろうか。それをiKON、キムハンビンが望んでいるのかは分からないが、推しの"やりたい音楽"が少しでも多くの人に届くのならば、それはそれでいい。
そのための一年間だと思えば"iKONらしい音楽"が出なかったことを悲観する必要はないし(元々してないけど)(寂しい気持ちはあった)、これからがまた楽しみになってくる。
次にキムハンビンが"やりたい音楽"でカムバをするときは、どうか一位を取ってほしい。
望むのはそれだけだ。
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iKONをオススメしたい話
あけましておめでとうございます。
そしてあいこんちゃん!
レコード大賞最優秀新人賞おめでとう!
これを機にあいこんちゃんが日本でますます周知されてくれれば嬉しいなって気持ちで、今更ながらあいこんちゃんについて書きます。
簡単にメンバーのお話。
94lineの愛され長男ジナンくん。
「長男だけどジナン」がキャッチフレーズ(覚えてね)メンバーにあんなに優しい人見たことないって言われるくらい優しい男の子。最年長だけどメンバーからいじられたりします。(笑)デビューする前から日本語の勉強をしてたため日本語が一番上手!レコ大の時も一番喋ってた子です。
95lineはふたり
まずは努力家ユニョン
YGには珍しい顔が整ってる男の子。元々俳優志望だったため最初は歌もダンスも何も出来ず、一番成長したと言われる子。メンバー内のポジションもよく分からないと社長に言われてたくらい。ひたむきな努力から現在はあいこんの情熱マン。顔は整ってるけど全力でアホするし、かと思えば料理上手でメンバーの胃袋はしっかりつかんでます。
もうひとり、BOBBY(バビ)
世界一のラッパーになる男です覚えてね!これからの成長を感じさせるこのキャッチフレーズが大好きです。でもほんとにそんな男にふさわしいくらい実力はお墨付き。優しくて心が広くて温かくて、一度足を踏み入れたら抜け出せなくなる最大の沼だと私は思っています。初見は何でこの子が人気なのか分からないと思うのが普通ですが(顔的に)見れば見るほど知れば知るほどなぜ彼がこんなに人気なのかが分かります(語りたいことが多すぎる)
96lineはカリスマリーダー B.I(ビーアイ)
その名のごとく、作詞作曲だけでなく振付もこなすカリスマ。チェリーボーイと公言してます(かわいいかよ)(かわいいよ)今はどうか分からないですが(笑)そのため恋愛ソングも多いあいこんちゃんですが、基本はドラマを見ながら歌詞を書いている純粋な男の子です。 リーダーだけど年齢的にはグループの真ん中。ヒョンたちが大好き!
97lineもふたり
まずは ドンヒョク
レコ大では「みなさんのキャンディーどんちゃんです!」感がなさすぎて、クールなビジュアルラインかと思われそうですが、愛嬌担当です。チャヌが合流する前はマンネ(末っ子)。ジュネのほうが年下だけど合流したのはドンちゃんの方が遅かったというなんかごちゃごちゃしてるけど、かっこいいもかわいいもどっちのドンちゃんも最高です。彼もまた優しくて柔らかくて温かい男の子です。
もうひとり、ジュネ
パワフルなボーカル、声量がすごい!どこでも歌うからメンバーにうるさいって言われてます。元々はダンスが好きで、将来の夢はマイケル・ジャクソンと言ってたジュネですが、今はあいこんちゃんのメインボーカルです。歌はすごくうまいし、CLIMAXという曲のB.Iのソロラップ後のジュネのパートは本当に泣けるのでぜひぜひ聞いてほしいです。チャヌが合流するまでは実質マンネだったけど、それを感じさせないくらい堂々としてる。ジナンちゃんが大好き。ジナンフェで検索してみてください!(丸投げ)
ラスト、98line チャヌ
上記6人(Bチーム)からiKONになる時に合流した子。元々子役でいろいろ出ていますが韓国版花より男子の道明寺司の幼少時代を演じてます暇なときに見てみてください!6人に比べて経験も浅く実力もなかったため、初期は歌割りパートがめちゃくちゃ少なかったです。今は次第に増えて、成長が著しく見守っていくのが楽しい男の子。ユニョンと双子とよくメンバーにイジられてますはいかわいい。
以上の7人からなる、韓国アイドルグループです。キャッチフレーズは「BIGBANGの系譜を継ぐ次世代モンスターグループ」です(拍手)
korea(韓国)のicon(シンボル)という由来からcをkに変えてiKON(アイコン)
ちなみに!!!!発音ですが、アイス・ロンドンと同じです!!!!(伝わります?)
2015年9月に韓国デビューし、2016年1月に日本デビュー。
デビューするまでの道のりはいろんなブロガーさんが書いてますし、何よりも見たほうが早いと思うので、こちら貼っておきますね涙なしでは見れないのでタオルまたはティッシュの準備は忘れずに!
一回目のサバイバル who is next
二回目のサバイバル MIX&MATCH
以下はあいこんちゃんを推してるとどんな特典があるのかということをただつらつらと書き連ねます。
〜あいこんちゃんを推してて楽しいこと〜
1. 成長を見守れる
まずは、ここじゃないかなと。
二回のサバイバルを経て、成長していく彼らを見守りそして応援して、頂点に立つという目標に向かって走り続ける彼らを今から応援するのはまだ遅くありませんよ!?!平均年齢も19歳の彼らです。今後ますますいい男に、いいグループになること間違いなしです。応援していてよかったと思わせてくれるグループです。
日本での目標は、ドームツアーをすること。今はまだアリーナツアーの段階ですが、きっといつかドームツアーをする日がやってくると思います。そんな日が来るのもそう遠くないような気もします。
皆さん一緒にあいこんちゃんがドームに立てるよう応援しましょう!そしてその日がやってきたら一緒に泣きましょう!(笑)
2つのサバイバルを全部見たらそう思えてくるはずです、、、そうですみなさんはあいこんちゃんを応援したくなるのです、、、、
2. コンサートが通訳なし
というのも、2016年1月にデビューし、2月から始まった初めてのツアーの時点で彼らのMCには通訳がいないのです。全て日本語で、必死にカンペを読みながら頑張って話してくれてる姿がめちゃくちゃに可愛くてありがとうって気持ちになります。そしてさらに二回目のツアーではみんながレベルアップして帰ってくるという。新曲作りながら毎晩遅くまで練習しながら、少ない時間の中で一生懸命日本語を覚えてくれる彼らがとても誇らしいです。特にジュネの日本語力がびっくりするくらいアップしていて、MCでしゃべるしゃべる。ジナンちゃんも日本語でファンのみんなとコミュニケーション取ったり、ヤンキー大好きなバビは「やんのか」「コロスゾ」「バカじゃねえの」「ヤンキー座り」などなどとてもコンサートとは思えないほどのヤンキー語録。
みんなが暴走しすぎて元のMCの流れに戻すのが突然かつあまりにも不自然なのもとても笑えます。
二回目のツアーでみんなが頑張ったことに"日本語"と挙げてくれました。たまに、日本語が出てこなくてもどかしそうな姿を見ることもありましたが、申し訳なくそしてありがたく、そんなあったかくてたのしいコンサートです。(何の話だっけ?)
あぁ、そうだ!通訳なし!本人たちの気持ちや声がダイレクトに伝わってくるし、努力も垣間見えて、より一層あいこんちゃんが好きになります。
3. ファンへの気持ち
これはあいこんちゃんに限らず韓国グループはみんなファンへの想いがすごく強いです。が、ここではあいこんちゃんのお話として書きます。遊ぶ時間も寝る時間も家族と過ごす時間もいろんなものを犠牲にしてたくさんの努力で掴んだデビュー。サバイバルで一度デビューへの道が絶たれどん底に落ちたあいこんちゃんはファンの存在がどれほどに大きいかをあの年齢ですでに知っているのです。
いつだって感謝を忘れずファンを大切にしてくれるみんながデビュー目前で歌うLong Time No Seeは本当に感動モノで、あんなに真っ直ぐなファンへの歌をわたしは聞いたことがないです。
日本語歌詞もいいですが、和訳してくださっている方がいるのでそちらを載せておきます。
ファンのために、と頑張ってるあいこんちゃんを見るともっともっと応援してあげたいという気持ちになります。自分が大好きだから応援しているのにいつの間にかたくさんの愛をもらって、それでも彼らは"自分たちが与えたいものをもらってばかりだ"と言うのです。
応援しないわけがないです(結局)
兎にも角にも、あいこんちゃんを応援していると、応援していてよかったと何回も何十回も何百回も思えることが一番わたしにとっては幸せなことです。その幸せを皆さんにも味わって頂きたいのでiKONをオススメします。
おわり
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モネクのマンネの話